かつて古代ローマ人が属州諸都市を統治するため用いた政治手法は「分割して、統治せよ」でした。
ローマ帝国はローマ市と属州都市一つ一つとの間に結ばれた、5627本の「点と線」の関係でした。
・・・つまりローマ市から発する五千数百本に及ぶ放射状の線の総体がローマ帝国だったのです。
ちょうどかつて七つの海を支配した大英帝国のあり方にも似たネットワーク国家だったのです。
なぜ「分割して、統治せよ」なのでしょうか。
経営組織を小さく分割し、組織間に緊張関係を生み出し、しかも全体として有機的な統合を図るためです。
そうすることにより従業員は「寄らば大樹の陰」から脱し、全体として生産性を上げ、かつ小回りのきいた仕事が期待できるからです。
そして、コミュニケーション・パイプを強固に維持せよ。
・・・医院は病める患者を救済するところです。
一人の患者の治療には多くの人々の献身的な努力が必要です。
それをスムーズに遂行するためにはメンバー相互の緊密なコミュニケーションが不可欠でしょう。
これはMR転職情報でMRを目指している人にもぜひ心がけておいてほしいことです。
ことわざに『沈黙は金・雄弁は銀』とありますが、協働作業においては「雄弁は銀」と心得てその円滑化に努めてほしいのです。
そして協働作業では各々のメンバーの長所を生かす、ということ。
チーム診療のいいところは各々のメンバーの長所で勝負できることです。
それには日ごろからスタッフの長所を探って、それを鍛えておくだけの配慮が必要です。
まかり間違えば人の生命にかかわることなのです。
失敗は許されません。